PALTACとあらた/西関東エリアで化粧品・日用品等の共同配送を開始
2025/07/07 更新
PALTACとあらたは、持続可能な流通インフラの「共創」を目指した取組みとして、7月から西関東エリアでの共同配送を開始した。
スキームは、PALTACとあらたが、これまで各々がトラックでによる店舗配送(東京)について、出荷拠点や配送距離を最適化したルート設計による共同配送を実施し、一括納品するというもの。
積載効率の向上やトラック台数削減による必要人員の減少、物流コスト最適化やCO2削減など、さまざまな効果が期待される。
また、店舗側にとっても荷受回数が減少し、作業オペレーション効率化につながる。
この取組みを契機に両社は、他の配送先店舗やエリアでの共同配送についても順次展開していく。さらに今後、共同配送で培ったノウハウを協働ネットワークの拡大に活用し、持続可能な流通インフラの共創をサプライチェーン全体へと広げていくとしている。
両社は化粧品・日用品など生活必需品の中間流通を担う企業で、併せて年間2兆円を超える商品を取り扱っている。
近年の労働人口の減少、物流業界でのドライバー不足などの社会課題をふまえ、「業界全体で協力し、協調して取り組む必要がある」という共通認識に至ったという。その対応策の第一弾として、このほど非競争領域である配送で「協働」の取組みを開始した。