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ログポース/「共同配送マッチングLOG」で、物流費28%削減

2024/03/11 更新

Logpose Technologies(ログポース)は3月8日、「共同配送マッチングLOG」の正式リリースを発表した。

<「共同配送マッチングLOG」>
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このサービスは、複数の荷主間での共同配送を促進し、1台のトラックで複数の荷物を同一または近接する納品先へ効率的に運送するためのサービス。同社が運送会社向けに提供している自動配車システムの「AI配車アシスタントLOG」を活用して、運送会社の既存の配送計画から最適な配送パートナーをルートレベルで検索・特定する。このサービスにより、共同配送を推し進め、運送業界の効率化に貢献していくとしている。

<仕組みと利用の流れイメージ図>
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このサービスを活用し、特定の案件において、問い合わせから2週間程度で最適な運送会社を選定し、配送コースの確立から運用開始までを実現した。このプロセスにより、運送会社は既存ルートに新規荷物を組み込むことで追加投資なしに利益増を達成。同時に、荷主は共同配送を活用することで従来の方法よりもコスト削減を果たした。この効率的なマッチングは、コスト削減に加え環境負荷の軽減も実現している。

この先行事例は、共同配送が物流業界の新たな標準となり得ることを示している。荷主が望む「物流コストの削減」と運送会社が求める「運賃の最大化」という一見対立する要望も、共同配送を通じて実現可能。私たちはAI技術を駆使し、荷主、運送会社、そして環境の三方良しな物流ネットワークの構築を目指している。物流費28%削減と運送利益120%向上の両立を実現した先行事例もある。

2024年4月の法改正に伴い、トラックドライバーの労働時間が短縮されることにより生じる「物流2024年問題」では、14%の輸送力が足りなくなる可能性があると言われている。一方で、現在のトラック運送の平均積載率はわずか38%にとどまっており、「トラックが運んでいるのは空気が6割」とも呼ばれる極めて非効率な状況。ログポースはこの課題に対する有効な解決手段は「共同配送」をより広く普及することであると定義し、デジタルツールを駆使した効率的な共同配送を推進することで業界課題の解決に貢献したいとしている。

ログポースは多くの運送事業者に日々の業務で使用される配車システムを提供しており、このシステムを通じてどの運送会社がどこに運んでいるか、隙間時間や未使用リソースなど詳細な動向が明確になる。加えて、独自開発の高度なAI計算エンジンを保有しており、このテクノロジーを活用して荷物の情報と運送会社のリソースを瞬時にマッチングさせることが可能。ログポースは、このアプローチにより、物流業界における効率化と持続可能性の向上を目指す。

ログポースの「共同配送マッチングLOG」は、共同配送に特化し、日々の物量に柔軟に調整可能な無駄のない物流体験を実現する。定期的な輸配送業務の委託や突発的な物量の増加によるスポット依頼に対応し、最適な運送会社をルート単位で選定し依頼を行うもの。共同で運ぶことができる可能性のある案件を、配車情報からAIが自動的に発見することでパートナーが探しやすく、パートナー企業は容易に最適な共同配送案件を見け出すことができる。

また、最適な運用方法もAIが策定し、荷主の変化に対応した柔軟な体制を構築し、コスト削減を実現。運送会社はリソースのスキマを有効活用することにより利益の最大化が図れる。