ファーストリテイリング/ユニクロ欧米展開でサプライチェーン変革に言及
2026/04/13 更新
ファーストリテイリングは4月9日、東京ミッドタウンカンファレンスにて決算説明会を実施。グローバル成長のプレゼンテーションの中で、物流戦略について言及した。
<ファーストリテイリング 塚越大介 COO(左)、森川卓 ユニクロ欧州CEO(右)>

グループ全体の成長戦略として、塚越大介 COOは欧州と北米に余地があると述べ、あくまでも通過点の目標としたうえで、まず欧州・北米でそれぞれ売り上げ1兆円を目指すとした。
2026年2月末現在、欧州には91店舗が存在し、今後は現行の旗艦店に加え、フランス、英国、ドイツ、スペインでは、パリやロンドン等に次いで第2、第3都市の一等地へ出店を加速していくという。
ブランドへの信頼感の高まりにより、未出店国からの引き合いもあるとして、新規国への進出も加速させていくと述べたほか、店舗とECを一体で強化する方策も明らかにした。
北米では、ニューヨーク、サンフランシスコ、シカゴ、ヒューストンなどの主要都市に加え、未進出のポートランド、マイアミへの旗艦店を出店していく予定だ。
テキサスでの成功を踏まえ、EC売り上げが好調な地域を中心として、新規市場の開拓も進めていくと語った。
<オランダに新設した床面積11万m2の自動化倉庫(左)と欧州での倉庫拠点の展開(右)>

上述の展開方針を進めるため、欧米ともにサプライチェーン改革を進めていくことにも言及。
欧州では要所となるイギリス、オランダ、ベルギー、スペイン、イタリアなどに倉庫拠点を設置することで複数倉庫化を進め、中1日配送(発送から2日後に到着する配送)を実現させていく方針だ。
複数倉庫化により、配送ルートの多様化や生産地からの輸送リードタイム短縮およびコスト効率の改善も進めていくとしている。
北米では東海岸だけでなく、西海岸にも自動化倉庫の体制を拡充、配送会社とのパートナーシップ強化による、顧客への配送リードタイムを短縮する。
また、AIの利活用により倉庫における在庫アロケーション(在庫引き当て)の最適化を図るとした。








