GROUND/2024年問題対策、配送計画をAIが自動作成する機能提供
2024/09/02 更新
GROUND は、このほど自社開発・提供する物流施設統合管理・最適化システム『GWES(ジーダブリューイーエス)』の新たな機能として、AIにより配送計画を自動作成する『Delivery Optimizer (デリバリー オプティマイザー)、( DO)』の提供を開始する。
さらに、商品の箱詰めやトラックへの貨物積み付け時の容積計算で活用できる新機能『Loading Optimizer(ローディング オプティマイザー)、( LO)』の提供も開始する。なお、『DO』『LO』ともに『GWES』を導入していない企業でも利用可能だ。
『DO』は、AIにより配送ルートやトラックへの積み付け等を最適化した輸配送計画を自動作成するもので、配送費の削減やトラックドライバーの荷待ち時間削減、業務の属人化の解消に寄与する。
また、輸配送計画のノウハウをシステム化することで、業務の標準化を実現し、誰でも効率的な輸配送計画が立てられるようになる。これにより熟練者の確保が困難になるリスクの軽減にもつながり、深刻な人手不足が懸念されている物流 2024年問題解決の一手になると考えている。
さらに、商品の箱詰めやトラックへの貨物積み込み時の容積計算で活用できる新機能『LO』と連携することで、積載効率の向上や最大化を実現し、更なるコスト削減につなげる。
複数の荷主企業との実証実験においては『DO』と『LO』の機能を連携することで、小売業の企業ではチャーター便の台数を 38%削減、卸売業の企業では宅配便・路線便の委託コストを 30%以上削減している。『DO』『LO』は、倉庫管理システム(WMS)や輸配送管理システム(TMS)とAPIで連携するため、大掛かりな基盤構築は不要で導入コストや導入期間の削減を実現する。
なお、『GWES』は、三菱倉庫、トラスコ中山株式会社、日本通運などにすでに導入されており、稼働拠点が計50拠点と好調に拡大している。
■新機能『DO』『LO』機能の詳細
https://www.groundinc.co.jp/services/gwes/so/